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昨日の日曜日は、スウェーデンの総選挙でした。

夫の職場で開票速報の番組を見る会(?)があったので行ってきました。
今はネットでも見ることができますが、夫の職場のテレビでは、
衛星放送でスウェーデンテレビが見られるのです。

スウェーデンの選挙は4年に1度なのですが、
4年前の前回の選挙のときは私たちはニューヨークにいて、
やはり夫の職場の人と一緒に開票速報を見守っていました。

あれから4年。
そのあとニューヨークからバングラデシュのダッカに移り、
スウェーデンに3ヶ月ほど滞在した後、今はジュネーブ。
本当に放浪してきたな~~



さて、選挙結果は、与党の中道右派4党連合が172議席を獲得して勝利。
ただ、過半数には3議席足らず、厳しい政治を強いられることにはなるでしょう。

スウェーデンは、社会民主党が長年政権を握ってきて、
今の高福祉・高負担の社会を作り上げてきました。
穏健党率いる中道右派連合は、過去にも政権を取ったことがありますが、
2期連続というのは今回が初めて。
そういう意味では歴史的な選挙になりました。

歴史的と言えば、もし社会民主党率いる野党連合が勝っていたら、
スウェーデン初の女性首相が誕生したはずで、
それも歴史的な出来事になったんですけどね・・・。

与党連合は、税金の引き下げ、雇用の増加をうたって票を集めました。
2年前からの世界的金融危機をうまく脱し、
スウェーデンの経済が上向きに転じたことも追い風になったのでしょう。

ただ、税金が下がるのはいいですが、
それでこれまでの高福祉を維持することができるのかという疑問が残ります。
もし維持できないということになれば、
これまで高福祉に慣れてきたスウェーデン国民がそれを受け入れられるのか?
今後の政策を見守っていく必要がありそうです。


実は、今回の選挙で最も注目されているのが、
「反移民」「反イスラム」をスローガンに上げている
右翼のスウェーデン民主党が議席を獲得したことです。

「反移民」「反イスラム」のかなり過激な発言もしているし、
挑発的で扇動的な選挙CMを作り、民法テレビ局に放映拒否されてもいます。

スウェーデンは比例代表制をとっていて、獲得票率によって各党の議席数が決まります。
ただし、獲得票率が4%に満たない場合は、国政に参加できません。
このスウェーデン民主党は、前回の選挙では4%に満たなかったのですが、
今回はなんと5.7%もの票を集め、20議席を獲得しました。

差別意識が拡大しているというよりは、
現状への不満のはけ口という見方が多いようですが、
それでも20議席も獲得したというのは憂慮すべきことです。

選挙翌日の今日、ストックホルムやヨーテボリなどの都市では、
スウェーデン民主党が議席を獲得したことに対するデモ集会が開かれたそうで、
大分部のまっとうなスウェーデン人たちは、
このような人種差別的政党には反感を抱いていると信じたい。

ただ、こういった右翼政党が台頭しているのはスウェーデンに限ったことではなく、
ヨーロッパの各国でも同様で、中にはもっと支持を得ている右翼政党もあります。
それだけ国民の不満がくすぶっているということなのでしょうか。

ナチスのような過ちを繰り返すような方向に向かわないことを願うばかりです。




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