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元気印青年の、ダッカでの最終日。

その日は、バングラデシュは三連休の前日で、
そのせいか、やたらと道路が混んでいた。

フェアトレードの店を車でいくつか回ったのだが、
たった1キロ弱の距離を行くのに、30分以上かかる。

歩いた方がよっぽど早い。

予定していたランチの時間もどんどん遅くなり、
私はだんだんイライラしてきた。

が、青年はのんびりしたもので、
「まあでも、いろいろとゆっくり見られて、これもまたいいですよ。」


そこで、はたと思い出した。

去年の2月頃だったか、スウェーデン人の友人が
ダッカ郊外のダムライという村に連れて行ってくれた。

途中、トンギというところを通ったのだが、
ちょうどその日はイスラム教の巡礼、ビッショ・イジュテマの真っ最中。
2百万人以上のイスラム教徒が集まるので、辺りは大渋滞であった。

案内してくれていたスウェーデン人の友人は、
自分がそれをうっかり忘れていたことに舌打ちし、
私たちに申し訳ないと何度も謝ってくれた。

でも、私はただ、おもしろがっていたのだ。
美しい村を見るのもいいが、この不思議な集団も興味深い。

まだまだ目に映るもの全てが物珍しく、
いくら見ていても飽きなかった。

渋滞で止まったり、とろとろ走っている方が、
写真を撮るのに便利ですらあった。



あれから、1年。

今度は私があのときの友人の立場になっていた。

当時おもしろがって見ていたものは、今は日常の風景。
物珍しくもなんともなく、渋滞は迷惑以外の何でもない。


結局、そこが旅行者と生活者の違いなのだ。

ここ最近、散々愚痴をこぼしてきた私だが、
もし私が、バングラデシュにただ旅行に来ただけだったら、
この異文化体験をおもしろがって帰ったかもしれない。


生活をしてみて初めて分かることがたくさんある。
知らなきゃよかったことも少なくない。

いや、もちろん、知ることによって知識も経験も広がるから、
知ること自体は決して悪い事ではないだろう。

でも、知ってしまったことで嫌いになった部分もあるわけで、
結果として、それは良かったのかどうか・・・?



そう考えると、旅行に行って好きになった国に
住むっていうのはどうなんだろう?

たとえば、イタリア。
何度か旅行に行って、大好きな国だけど・・・。

暮らしてみたら嫌いになってしまいそうで、
これからも好きな旅先として大切にしておいた方がいいのかも。


そんなことを考えた。



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