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今年もまたジュネーブ国際音楽コンクールの時期がやってきました。

このコンクールは年に1度で、毎年ジャンルが違います。
去年は声楽とパーカッション。
今年は、ピアノとオーボエです。

去年は声楽のファイナルとマスタークラスを聴きに行きました。
(その時の記事はこちら。)

今年は、ピアノのファイナルの日が都合が悪くて行けないので、
時間のある時に、2次予選とセミ・ファイナルの一部を聴きに行きました。


ジュネーブ国際音楽コンクール2010


2次予選に残っていたのは16名。
先週の木・金の2日に渡り、午後と夜に4名ずつが演奏しました。
日本人も4人残っていましたが、
私が行った金曜日の午後には日本人の演奏者はいませんでした。

会場は、ジュネーブのコンセルヴァトワール。

コンセルヴァトワール


4名の演奏を聴きましたが、残念ながら、あまり感動はありませんでした。
案の定、4人ともセミ・ファイナルには残れず


セミ・ファイナルに残ったのは8名。
日・月の2日間でしたが、日曜日は1日用事があったので、
月曜日の午後、最後の2名の演奏を聴きに行きました。

最初は韓国人の男の子。
ダイナミックな演奏で、力強いはっきりした曲はなかなか良かったのですが、
静かな曲は単調な演奏に聞こえました。

もう1人はイタリア人の女の子。
彼女の演奏には、私はあまり入っていけず、途中で眠くなる・・・

はい、2人とも残念ながらファイナルには残れませんでした。

結局、私は運悪く、ファイナルに残った人たちの演奏は聴けなかったのです


ファイナルに残っているのは3人。
日本人の女の子が1人残っています。
後は韓国人とロシア人の女の子。

ファイナルは11月18日(木)の夜、Victoria Hallでです。
ああ、やっぱりファイナル聴きに行きたいな~



なんか偉そうなことを書きましたが、私はピアノは子供の頃に習っただけで、
そんなに専門的な知識があるわけではありません。
でも、好きなのでピアノの演奏はよく聴きます。

演奏の良し悪しの私の基準は、その人の音楽に入って行けるかどうか。
つまらない演奏だと、私の意識はどこかに飛んでしまって、音楽に集中できないのです。
逆に、素晴らしい演奏だと、別のことをしていても引き込まれます。
人を惹き付ける演奏ができるかどうか、ということだと思います。
これは、ピアノ以外の楽器や歌でも同じです。


実際、誰が演奏しているのか何も知らないで、演奏に感動した経験があります。


もう10年以上前、ストックホルムのデパートで買い物をしていた時です。
突然、ピアノの演奏が聞こえてきました
それが、何とも言えず美しい響きで、私は買い物を止めて音のする方へ降りて行きました。

デパートの入口付近の吹き抜けのホールでピアノを弾いていたのは、
ペーテル・ヤブロンスキーでした。

ペーテル・ヤブロンスキーはスウェーデンのピアニストで、
10代の頃から神童と呼ばれていたそうです。
当時、音大関係の知り合いがいたので、彼の名前は聞いていたのですが、
彼のピアノを聞いたこともなく、顔も見たことがありませんでした。

今はかなりおっさんになっていますが、当時はまだ30前で、若いイケメンでした
(ピアノの貴公子なんて呼ばれて、日本でも結構人気があります。)

そんな有名なピアニストが弾いているとは知らず、
しかもデパートの中という環境で、
それでも私は彼の演奏にぐいぐい引き込まれて行ったのでした。

結局、最後まで彼の演奏を聴き、その場でCDを1枚買ってサインをしてもらいました~

これ↓
ヤブロンスキーCD


彼の演奏例です。
短いものをどうぞ。





もう1回は、それより更に何年か前のこと。
ヨーテボリの音大ホールで、鮫島有美子さんのリサイタルを聴いたときのことでした。

当時はまだ声楽は習っていなくて、歌のことはあまりよく分かりませんでした。
が、実は私がびっくりしたのは伴奏のピアノでした
確かあまり良いピアノではなかったはずでしたが、その音色は深く素晴らしかったのです

後で聞くと、伴奏をしていたのは、鮫島有美子さんのご主人で、
ヘルムート・ドイチュさんという結構有名なピアニストだということでした。

歌を聴きに行って、伴奏に感動するというのも変な話ですが、
それほどに美しいピアノだったのです。



そして、伴奏と言えば・・・、

東京にいた時に趣味で声楽を習っていたのですが、
その時ご指導頂いていた先生のピアノも大好きでした

先生は、二期会会員の声楽家で、ピアニストではありません。
でも、ピアノの演奏はお好きだそうで、時間のあるときに時々弾いていらっしゃいました。
その音色は美しく、まるでピアノが歌を歌っているかのようでした

もちろん、先生のピアノ伴奏だと、歌もとても歌い易いのです。


同じピアノでも、弾く人によって全く違う音色になるのが不思議ですね




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夜更かし自体は珍しいことではないけれど、
フランス語の授業がないのをいいことに、
オリンピックのアイスダンス(フリーダンス)を見ていて朝になった~

途中うとうとしてしまったのですが、最終グループはしっかり見ました。
終わったら朝の6時過ぎ・・・

最終グループだけでいいのなら、男子の時のように、
一旦寝て、5時起きした方が体は楽ですね



さて、優勝したカナダのテッサ・ヴァーチュー&スコット・モイヤー組は、
見目麗しく、優雅な踊りにうっとり
音楽にのった流れるような演技にバリエーション豊かなリフト。
本当に美しかった。

アイスダンスは、派手なジャンプやスピンがないので、
他のフィギュア競技よりも更に芸術性が要求される競技だと思います。

私がアイスダンスが好きな理由の1つは、
ペアのようなジャンプやアクロバティックなリフトなどがなく、
大きな失敗をする人がほとんどいないので、
安心して見ていられるっていうのがあります

そして、とにかく美しい
コンパルソリーは社交ダンスを見ているようですが、
最後のフリーダンスは、氷上のバレエを見ているようです。

それに、アイスダンスは、ジャンプや肩より高いリフト、
2人が離れて滑る時間などが制限されているため、
それぞれのペアが工夫を凝らしたオリジナルなリフトを見せてくれるのも楽しい。

昔大ファンだったフランスのアンナ・アニシナグウェンダル・ベーゼラ組は、
女性が男性をリフトするという初の試みをしました。
この二人のダンスも本当に美しかった~~。

特に2人の「Time to Say Goodbye」は、初めて見た時涙が出ました。

画像はかなり悪いですが(これしか見つからなかった)、よろしければどうぞ。




こちら(「ロミオ&ジュリエット」)は、もう少し画像が鮮明です。




私の中では、今でもこのペアが一番ですね~。
いつも情熱的な演技で、目が離せなくなるのです



そういえば、今回ロシアのオクサナ・ドムニナ&マキシム・シャバリン組は
銅メダルに終わりました。
さすがに安定した美しい滑りでしたが、なんとなく無難に片付けちゃった感じ。
やっぱり金を取ったカナダのペアの方が魅せてくれました。

これで、今回のオリンピックのフィギュアでは、
男子、ペア、アイスダンスともロシアは金を逃しました。
こんなことは初めてなんじゃないでしょうか。
時代は変わりつつありますね~。



今日は女子のショートプログラムだけど、
明日の朝はフランス語があるから、今日は徹夜はさすがにちょっと無理だな・・・

頑張れ、日本勢!!




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今日はウィンブルドンの男子シングルス決勝
4時間16分の死闘を戦い抜いて、
フェデラーが史上最多のグランドスラム15勝目をあげました
テニスの歴史を塗り替えた瞬間です。


予想以上に試合が長引いて、
フランス語を勉強する時間がなくなってきて焦っています
なので、ブログなんて書いてる場合じゃないんですが、
やっぱり今日はこのことを書かずにはいられません。




試合前のフェデラーは、かなりリラックスしている様子でした。
一方のロディックは、緊張した面持ち。


それはそうでしょう。
これまでの対戦成績は、18-2で圧倒的にフェデラーが勝っているのです。
負け越しているマリーと対戦するよりは、かなり気持ちに余裕があったはず。


でも、そのせいか、いまいちショットに切れのないフェデラー。
パッシングもウィナーはわずかにアウトしてしまうし、単純ミスも多い。
ファーストサーブの確率も、今までの試合と比べるとかなり低い。


第一セット、5-5からのロディックのサービスゲーム。
フェデラーは、4回もブレイクポイントを取りながら、結局そのゲームを取れず。
代わりに、次の自分のサービスゲームで、たった1度のブレイクポイントを取られて、
なんと第一セットを落としてしまいます


その後も、ロディックのサービスゲームが破れずに苦しみます。


第二セットはどちらもブレイクのないままタイブレークへ。
そこでまさかのフェデラーが自分のサービスポイントを2本も落とし、
ポイント6-2でロディックが4本のセットポイントを握ります。


しかし、ここからフェデラーが底力を発揮。
6ポイント連続で取って、セットカウントを1-1とします。


第三セットもタイブレークにもつれ込み、
しかし、これはフェデラーが危なげなく押さえ、セットカウント2-1。


このままフェデラーが波に乗るかと思いきや、
第四セット4ゲーム目であろうことかフェデラーがサービスを落とします。
そこからは、フェデラーがブレイクバックすることなく、
ロディックがこのセットを取り、セットカウント2-2で最終セットへ。


ここまで一度もロディックのサービスゲームを破っていないフェデラー。
最終セットは厳しいものとなります。


タイブレークならば、フェデラーが有利。
この試合も過去の試合も、タイブレークは圧倒的にフェデラーが勝ち取っています。
解説者も言っていたけど、ロディックはフェデラーとのタイブレークに
コンプレックスを持っているんじゃないか。


しかし、最終セットはタイブレークは採用されず、
あくまで2ゲームの差をあけて勝たなければなりません。
つまり、勝つためにはどうしても相手のサービスゲームを
ブレイクしなければならいのです。


両者サービスエースをがんがん決めながら一歩も譲らず、
ゲーム数を重ねていきます。
文字通り手に汗握る(足の裏にも汗をかく!)試合です


8-8で一度ブレイクの危機を逃れてからは、
自分のサービスゲームは危なげなくキープしていたフェデラーですが、
ロディックのサービスゲームは、30までは取れても、
どうしてもブレイクポイントが取れず苦しみます。


しかし、とうとう30ゲーム目。
15-14で迎えたサービスゲームでロディックにミスが続き、
4時間16分の決勝戦は、フェデラーの優勝で幕を閉じました。


試合時間は、去年のフェデラー対ナダルの決勝には及びませんでしたが、
総ゲーム数77というのは、ウィンブルドンの決勝史上最多なのだとか。


それにしても、今日のロディックは本当に強かったと思います。
これまでのロディックは、良いところで崩れることが多い印象がありました。
でも今日は、第二セットのタイブレークで崩れたものの、
それ以外では、強靱な精神力で何度もピンチを逃れてきました。


何といっても、最終セット。
フェデラーのサービスで始まったので、
常にフェデラーが1ゲームリードするという状況。
追う立場というのは、きつかったに違いありません。


最後には、どちらが勝ってもおかしくない状態でした。
いや、今日の試合内容だけ見れば、
私にはロディックの方が優っていたようにさえ見えました。


それでも勝利を勝ち取ったフェデラーはやっぱりスゴイ。
でも、互角に戦ったロディックの健闘も称えたいと思います


そうそう、おまけにこの優勝で、
フェデラーはNo.1に返り咲きだそうです。


おめでとう~~っ


さて私は、このために用意しておいた(Manorで衝動買いした
フルーツのタルトレットと紅茶でお祝いです~♪ウフッ


tartelette


あ、フランス語勉強しなくちゃ!!




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現在ウィンブルドンの4回戦が行われているところですが、
全仏オープンの決勝から1ヶ月も経っていない今日、
フェデラー(スイス)とセーデリング(スウェーデン)が対戦しました。


全仏オープンの決勝では、
初の大舞台にかなり緊張していたセーデリングが、
結構あっさりと負けてしまったのでしたが、
今回は、かなり互角に戦っていました。


が、しかし、経験と精神力の差が、
はっきりと勝負に現れてしましましたね~


まず、第一セット。
お互いにサービスエースの応酬で迎えた4-4、
セーデリングのサービスゲーム。
それまでほぼラブゲームでキープしてきたサービスゲームなのに、
ここにきて突然崩れ、ダブルフォルトまで出す始末
何度かジュースに持ち込みますが、結局フェデラーがブレイク。


フェデラーが次のサービスゲームをあっさりキープして
第一セットを取りました。


続く第二セットは、お互いサービスキープを続けて6-6のタイブレークへ。
ポイント5-6で迎えたセーデリングのサービス。
フェデラーのセットポイントというのがプレッシャーになったか、
それまでほぼサービスポイントはキープしてきたのに、
ここでもファーストサーブが入らず、ミスを出して第二セットも落とします。


それでも、第三セットも衰えず互角に対戦。
またもやタイブレークにもつれ込みます。
しかも、途中フェデラーが乱れてサービスポイントを落とし、
セーデリングがポイント5-4でリードで迎えた自分のサービス。
サービスは2ポイントあるので、順調にキープすれば7-4でセットが取れます。
第三セットもサービスエースをバンバン決めていたので、
見ていた私は、これは第四セットにもつれ込むかも、と思いました。


ところが、1ポイント目はラリーの末、フェデラーが取り5-5に。
そして、ここで、あろうことかセーデリングはダブルフォルト
これで彼のチャンスは消えてしまったと言ってよいでしょう。


ポイント6-5で、フェデラーのマッチポイント。
しかも、フェデラーのサーブです。
フェデラーはばっちりエースを決め、勝利しました。


つまり、大切なポイントで、セーデリングはミスをし、
フェデラーはエースを決める。


そこがトップの選手とその他の選手との大きな違いでしょう。


これで、フェデラーとセーデリングの対戦成績は、
フェデラーの11連勝となりました


フェデラーは準々決勝進出。
15個目のグランドスラム・タイトルを狙います。
今週はテレビにかじり付くことになりそうです




今はこれを書きながら、ワウリンカ(スイス)対マリー(英国)の試合を見ています。
ワウリンカが健闘しているけど、ちょっと力及ばない感じかな。
しかも、会場中がマリーを応援しているしね・・・
でも、ワウリンカはすごく上手くなった気がします。
頑張れ、ワウリンカ!!




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ジュネーブのオペラハウス「グラン・テアトル」に
オペラ「サロメ」を観に行ってきました。


昨日はとっても良いお天気だったのに、
今日は朝から大雪(と言っても、べちゃべちゃの雪)
出かけるのが億劫になりそうな天気でしたが、
私たちが出かけるころには雪もすっかり止んで、
かすかに青空も見えるほどになっていました。良かった~。


なんせ、昨日バックステージツアーに参加して、
急に思い立ってチケットを買ったので、
もうカテゴリー1と2しか残っていませんでした。
高いのでどうしよう~と迷ったのですが、
舞台のセットや楽屋、生首まで見たあとだったので、
思い切って大奮発(夫が)
オーケストラ席の後方ほぼ真ん中の良い席でした。


時間になってもなかなかオペラが始まらず、
おかしいな~と思っていると、係りの人が1人舞台に。
どうやら雪のためオケの人(か出演者?)が1人遅れているとのことで
30分遅れの開演となりました。




さて、オペラ「サロメ」について少し。
これは、オスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」を元に、
リヒャルト・シュトラウスが作った全1幕のオペラです。
上演時間約1時間40分の短いオペラ。


詳しいあらすじにご興味のある方はこちらが分かりやすいと思います。


グラン・テアトルで上演中の「サロメ」は、
現代風にアレンジされています。


例えば、エキセントリックな主役サロメの衣装はこんな感じ。
(昨日、楽屋で撮影)


サロメ




このオペラ、一言で言うと、退廃狂気のオペラです。


のっけから、半裸の女性が給仕するパーティーで、
客は酒に溺れるは、そこここでエロティックな行為は行われるはで、
舞台上は完全にデカダンス~。


母親の夫であるヘロデ王の命で踊りを踊るサロメは、
↑の黒い衣装を脱ぎ捨て、その奥に掛かっている
ベージュの薄いエラスティックのワンピース姿になります。


その上に黒い薄い袋状の布を被って踊るサロメ。
途中からはヘロデ王がその布の中に入り、絡まりあう2人。
ここまでしていいの?ってぐらいエロティックです。


踊りを踊った見返りに、サロメはヨハナーン(ヨカナーン)の首を要求します。


神の使いでもある預言者ヨハナーンを殺したことで恐れ慄く王や周りの人たちとは逆に
どんどん狂気の世界に入っていくサロメ。


サロメの、ときには裸のようにも見えるベージュの薄い衣装は、
ヨハナーンの生首を手に歌い踊るたびに血に染まっていきます


そして、その生首の口に接吻。
自らの口も血に染めて・・・。




いや~~、刺激的なオペラでした。


私の後ろの席に、まだ12~3歳ぐらいに見える子供が2人座っていたのですが、
こんな刺激の強いオペラを子供に見せていいのか、と、人事ながら心配してしまいました。


このオペラは全1幕なので、途中に休憩はなし。
始まってしばらくしてから終るまで、サロメは出ずっぱり。
しかもほとんど一人で歌いっぱなし。
本当にきつい役だと思いました。


王に命じられた踊りのあと、
柱の陰で給水しているのだなと思う場面が2~3回ありました。
昨日のバックステージツアーで、柱の後ろに隠した水を見ていなかったら、
絶対に気がつかなかっただろうと思います。
ちょっと嬉しかったです


このきつい役を見事に演じきったNicola Beller Carbone。
最後まで衰えることのなかった歌唱力と迫真の演技に喝采





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