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大蔵流狂言の公演を観てきました。

これも、10月以降続いている日本文化月間のイベントの1つで、
事前申込みをすれば無料で観られるものでした。


狂言1


狂言は、これまで多分1度か2度ぐらいは観たことがあると思うのですが、
能の間に演じられるコメディータッチのもの・・・という程度の知識しかありませんでした。

もちろん、夫は初めて。


ジュネーブにある小ぢんまりした劇場に能舞台が作られていました。

狂言2


上には、フランス語の字幕が出ます。


最初の演目は、「Kazumo」。

これ、何だか分かりますか??
プログラムはフランス語なので、ローマ字で書かれたタイトルでは想像がつかず、
あらすじを読んでもなんとなくピンとこなかったのですが、実は・・・




「蚊相撲」




日本語でタイトルが出て、初めて納得


大名が相撲の場所を開きたいと言い出し、
命じられて下人の太郎冠者が相撲取りを探しに出かけます。
街道で出会って連れ帰ったのが、実は「蚊の精」。
この「蚊の精」は、相撲取りに化けてまんまと人間の血を吸ってやろうという魂胆。
(詳しくはこちらをどうぞ。)


この設定もさることながら、それぞれのセリフ回しや演技のおもしろいこと。
もう涙を流して笑ってしまいました。

セリフも、もちろん言い回しは古いのですが、ほとんど分かります。


1つ目の演目の後に、狂言についての簡単な解説がありました。

能とは違って、狂言は基本的には面をつけません。
面をつけるのは、動物や神様など人間以外の役の人だけ。
この「蚊相撲」では、蚊の精だけが面をつけています。

舞台には、大道具はもちろん、小道具も最小限しかありません。
全て役者の演技力と観客の想像力によります。

能舞台にはいつも背面に松の木の絵が描かれているのですが、
これは、松の木に神様が降り立ち観劇されるという伝説によるのだそうです。
初めて知りました~

また、狂言では、少し中腰で摺り足で歩くというのが基本なのですが、
この摺り足も、神様の前では静かにしなければならないというところから来ているのだとか。

しかも、この摺り足をマスターするのに、10年掛かるのですって!!

いろいろ勉強になりました~

役者による笑、泣、怒の感情表現の仕方の説明と披露、
狂言独特の動物の鳴き声や動きなどもおもしろかったです。



そして、2つめの演目は「Neongyoku」。

ネオンがどうした??って感じですが、
さて、これは何かと言うと・・・




「寝音曲」




なるほど。


たまたま太郎冠者の謡を耳にした主人が、太郎冠者に歌えと命じます。
ここで歌って、今後客人がある度に歌わされてはたまらんと思った太郎冠者は、
なんとかしようと策を練ります。
まずは、お酒を飲まなければ歌えないと言います。
主人がお酒をたっぷりふるまうと、次には妻の膝枕じゃないと歌えないと言い出します。
すると主人は、自分の膝枕で歌えとまで言います。
(あらすじはこちらで。)


これも相当おもしろい。

主人のわがまま、下人の悪知恵、それがバレるときのおかしさなど、
どことなく落語につながるような気がしました。


その後に小舞があって、おしまい。


最後に全員で、狂言の「笑」を披露。

狂言3


そして、ご挨拶。

狂言4


観客の大部分は日本人以外の人たち(多分スイス人?)で、
そして、おそらくはほとんどの人が狂言を観るのは初めてだったと思うのですが、
多分みなさん充分に楽しまれたことと思います。

私も、狂言がこんなにおもしろいなんて知りませんでした。
本当に楽しかったので、もっともっと観たいです~




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2010.03.08 映画「Avatar」
私はちょっと天の邪鬼なところがあって、
巷でやたらと流行ると興味を失うという歪んだ性格をしています。

よって、今までも、大流行した映画はかなりの確率で見ていません

後々になって、テレビやDVDで見て、
「あら、なんで映画館で見なかったのかしら~」
と思うことも少なくないのですけどね。

だから、「Avatar」も実はあまり興味はなかったんです。

でも、感動したとか、複数回見たという声を周りで多く聞いたのと、
3Dで見るなら、映画館に行くしかない、ということで、
昨日の日曜日に夫と観に行くことに。

3Dじゃなかったら、今まで同様、テレビかDVDで見る羽目になっていたかもしれません


ジュネーブ市内で「Avatar」が見られるのは、現在1か所のみ。
先々週までは、1日3回VO(Version Originale:原語版)があったのですが、
先週からはVOは1日1回、18時からのみになっていました

念のため事前にネットでチケットを予約。

去年ジュネーブで初めて映画に行ったとき、事前にネットで予約しようと思ったら、
メンバーカードが必要で、しかもパーソナルコードをもらうために
一旦切符売り場に出向かなければならないという無駄なシステム
結局ネット予約は諦めたのでした。
(そのときの記事はこちら。)

ところが、今回は、クレジットカードでそのまま予約できるようになっていました。

が、1つ不思議なことが!
予約画面に行くと、座席図が現れるのですが、
購入枚数を入力すると、後方端から順番に自動的に席が選ばれて、
自分で選択できないようになっているのです。


なんで??


とりあえず、タイミングを見計らって、
後ろから2列目の真ん中の席にオレンジのマークがついたときに購入しました。

でも、チケットには座席番号は記載されていません。

つまり、座席指定ではない、と???

なんのための事前予約ですか??
単なるチケットの確保??


念のため、上映時間の30分前に行くと、
会場前にはすでに長い列が!!

でも、私達が列に並んでしばらくすると、
私たちより後ろには更に長い列ができていました

上手い具合に、ちょうど真ん中辺りの席を確保。
ポップコーンも買って、準備万端です



さて、映画はというと、

3Dの映像は確かに鮮明でリアリティーがあって良かったです。
周りにふわふわ浮いている木の精(?)を手でつかみたくなりました。

でも、全体としては、思ったほどの感動はありませんでした。
ストーリー展開や終わり方があまりにも予想通り。
いや、私はこういう展開は嫌いではない、むしろ好きな方ですが、
最後まで新鮮な驚きがなかったのは残念でした。

なんとなくどこかで見たような、そんな感じ。
「スターウォーズ」と「マトリックス」と「風の谷のナウシカ」と
「エイリアン」(いや、これは単にシガ二―・ウィーバーが出ているからか??)
どことなく少しずつ似ているのです。

しかも、3Dのメガネが重くて、鼻背は痛いは、途中で頭は痛くなるは、
終わった後は、肩まで痛くて辛かった・・・

というわけで、2回目は観に行かないと思います。


ま、個人的には、イクランにも乗ってみたいし、
魂の木と交信もしてみたいけど~




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先日グラン・テアトルで観たバレエ「シンデレラ」がモダンなものだったので、
久しく観ていないクラシックバレエがちょっぴり恋しくなっていました。


そんなときに見かけたポスター。
「Les Etoiles de Ballets Russes」

バレエ


「ロシアバレエのエトワール(プリマバレリーナ)たち」って、
期待に胸が膨らむタイトルじゃないですか!!

キエフ、モスクワ、サンクトペテルブルグと言えば、クラシックバレエの本場だし。

速攻でネット予約し、ちょっと端寄りではあるけれど、
一番前のかぶりつきの席をゲット。



そして、昨日、久々のクラシックバレエ、それもロシアのエトワールたちの踊りが観られると、
ワクワクしながら会場のレマン劇場(Théâtre du Léman)へ向かいました。

会場は広いけど殺風景。
普通はオーケストラがあるので、最前列の席でも、舞台までは少し距離があるものですが、
ここは、オーケストラが無く、シートのすぐ目の前が舞台。
ちょっと近過ぎる・・・

「これじゃあ、ダンサーの足しか見えないんじゃ・・・
と、多少不安になりましたが、まあそんなことはなくてよかった。

オーケストラが無いということは、音楽は録音したもの。
それは残念ですが、バレエ団全部が来ている公演じゃないので、仕方ないか。

パンフレットも売っていなくて、ちょっと拍子抜け。


演目は、第一部が「ライモンダ」のグラン・パ、「タランテラ」、「ワルプルギスの夜」。

まず「ライモンダ」では、さすがに主役ライモンダを踊った女性は、
見目麗しく、呼吸も乱さず美しく踊っていたのですが、
その他の人がちょっと「?」って感じ。
近くで見ていたからよく分かるのだけど、
明らかに息が切れているダンサーもいました。

特に、パ・ドゥ・キャトルを踊った男性4人に至っては、
観ているこっちが冷や冷やするほどの不安定さ。

昔ストックホルムのオペラ座で「白鳥の湖」を観た時に、
やはり男性のパ・ドゥ・キャトルで、跳んで2回転するときに、
1人が尻もちをついてしまったことがあって、
そのときのトラウマが蘇ってきたほど

それに、最近観たのがモダンばかりで、半裸のダンサーを見慣れていたせいか、
このクラシックの男性の白タイツにフリフリ衣裳が妙に気恥かしかったです


衣裳と言えば、もっとひどかったのは「ワルプルギスの夜」。
男性は鬼のような衣裳や短いギリシャ風の衣裳を身につけているのですが、
白タイツはない代わりに、その短い衣裳の下に、非常にダサい肌色のパンツをはいているのです。
しかも、タイツを身につけていないので、中には毛むくじゃらの足が剥き出しの人も

モダンのときの半裸に近い状態になってよく分かりました。


男性ダンサー、スタイル悪過ぎ!!!


グラン・テアトルで見慣れていた引き締まった筋肉質の肉体美とは似ても似つかない。
やせ過ぎであばら骨まで見えている人もいれば、
小太りでウエスト辺りの肉がつまめそうな人まで


こんなの許せないーーーっ


そんな体見せるなーーーっ


もう、踊りの技術以前の問題だわ。

悲し過ぎます・・・


実際、私たちの隣に座っていた男女2人は、「ライモンダ」のあと席を立って行ったし、
15分間の休憩の後、あきらかに観客が減っていました。
もともと半分ぐらいしか席が埋まっていなかったので、ますます寂しい~状態に・・・

私たちはと言えば、不満を抱きつつも、
払った分はなんとか観ようと第二部も残ったのですが、
これは正解でした。

第二部は、「シェヘラザード」だったのですが、これでようやくまともな男性ダンサーが!

その他大勢は相変わらずなのですが、「金の奴隷」は素晴らしかった。
と言っても、そんなに感嘆するほど跳躍が素晴らしいとかっていうことはありませんがね
それでも、踊りの安定感はあるし、体つきも全然違います。
彼を見て、やっと「そうよ、これが男性ダンサーよ」とホッとしました。
周りの痩・太・老の集団からは、浮き立って見えました。
(もしかして、その他のダンサーは彼の引き立て役だったのか??)


「シェヘラザード」で多少は挽回したものの、満たされない思いは残りました。
はっきり言って、今までで見たバレエの中で最悪の舞台でしたよ

同じ劇場で、キエフバレエの「白鳥の湖」のポスターを見かけたのですが、
この公演を観たあとでは、とてもチケットを買う気はしませんでした。

この手の公演は二度と観るまいと心に誓ったのでした。




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先週は、日中汗ばむほどの陽気だった日もあったのに、
今週に入ってジュネーブも急に寒くなってきました。

アルプスには雪が降ったみたいで、
うちからほんのちょっぴりだけ見えるアルプスの山は、
今日は白くなっていました

無粋なクレーンが、折角の景色を邪魔していますが・・・

初雪




さて、久しぶりにグラン・テアトルにバレエを観に行きました。
今回は「シンデレラ」。

   シンデレラ



5月に行った「ロミオとジュリエット」もそうだったけれど、
今回もやはり従来の「シンデレラ」とは随分違う、モダンなものでした。

舞台は、至ってシンプルで、
真ん中に作られたこんもりとした落ち葉と2本の木のみ。
そこに、ビーズのようなもので作られたカーテンが、上から下りてきて回転。
これが、場面転換や時間の経過をうまく表していました。

これだけの舞台装置なのに、なんとも言えず幻想的な雰囲気を醸し出しています。

衣装も、余分な飾りは一切省いたシンプルなもの。
トウシューズも無しです。

シンデレラを助ける妖精は、半裸の男性たち~
白いパンツに白いソックス(?)、白い手袋のみ。
筋肉質の締まった体だからいいけれど・・・。
その姿で、コミカルなかわいい動きをするので、思わずクスっ


残された靴を手掛かりに、王子がシンデレラを探すところでは、
色とりどりの衣装をつけた女性たちが、全員真っ赤なハイヒールで踊ります。
ポスターの写真にあるように、赤いハイヒールが象徴的。

この場面、よく見たら、女性たちの中に2~3人の男性ダンサーが混じってる~~

女性たちと同じようにドレスに赤いハイヒール。
でも、カツラはつけず、顔もむくつけき男のまま~~
おかまチックな所作が何とも言えず笑えます。


全1幕、1時間半ほどの短い時間の中に、エッセンスが見事に凝縮された舞台でした。

舞台も衣裳もミニマリズムなのに、いやだからこそなのか、
あらゆるディテールに意味があるようでした。
細かい部分まで考えつくされた舞台。

子供もたくさん観に来ていたけれど、
幕が上がる前まではしゃいでいた子たちも、
公演中は一切騒がず、舞台に惹きつけられていたみたいでした。


でも、最後、王子がシンデレラを見つけて、2人が結ばれるシーンで、
(このシーンの演出がまた素晴らしかったのですが)
またもや、ヒロインが上半身~~~
王子もですが・・・。


なんか、デジャヴ?
「ロミオとジュリエット」参照。)


私はまだ2作品しか観ていませんが、
グラン・テアトルのバレエ、いつもヌードですか~~???


ちなみに、フォワイエの壁に飾られているダンサーの写真は全裸でした




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今更ですが・・・

映画「おくりびと」を観てきました。


2時間ちょっと、涙、涙でした

誰もが迎える身内の死。
だから余計に心に響くのでしょうけど、
でも、悲しいというのとはちょっと違う。

「死」というテーマを扱っているのに、
ユーモアもいっぱい散りばめてあって、泣き笑い。

心温まる映画でした

と同時に、いろいろ考えさせられる映画でもありました。


それぞれの家族に、それぞれの後悔があって、
身内を送るときには、きっと皆何か後悔が残るものなのかなと思いました。
悔いなく送れることなんて、ないのかもしれません。


この映画で、納棺師という仕事があることを初めて知りました。
確かに、夫がその仕事をしていたら・・・と思うと複雑ですが、
自分の身内や親しい人が、ああいう納棺師さんに送ってもらえたら、
本当に嬉しいと思うし、そんな納棺師さんを尊敬します。


しかし、役者さんは皆、上手かったですね~。
山崎務や吉行和子、笹野高史などのベテラン陣はもちろんのこと、
モッくんも、役にぴったりで、良い味を出していました。


いや~、本当に良いものを見せていただきました。

ま、いまさらですが・・・


でも、もしまだご覧になっていない方がいらっしゃったら、
是非お勧めいたします




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